なぜ今、SMS配信サービスなのか
SMS配信サービスを導入する企業やサービスが増えてきました。
メールやLINEなど配信する手段は複数あるのに、なぜ今SMS(ショートメッセージサービス)が注目されているのでしょうか。
そのひとつの理由に本人確認のやりやすさがあります。
少し前にコンビニエンスストア大手が導入したQRコード決済で、大規模な不祥事が発生しました。
不正利用が相次いだことで、そのサービス自体が数日で立ち消えになったことは記憶に新しいです。
そのときに指摘されたのが2段階認証の不手際です。
そのサービスは2段階認証する必要がありませんでした。
しかし、QR決済をはじめとするサービスはアカウントを作るときに2段階認証をするのは常識になっており、その際にもっともポピュラーな手段がSMSでの認証です。
ネットサービスの多くは会員登録する際に携帯電話の番号を入力させますが、その番号にSMSを通知し、その通知から指定のURLに飛んだり、本文中にある番号を入力させたりすることで本人確認を行います。
非常に手軽に認証が行えることから、もはや当たり前のサービスと言っていいでしょう。
このようにSMSは人と人をつなげるものよりも、特定の用途で活用されていると言えます。
必要なものは電話番号だけでアプリのインストールが不要なところも強みですし、メールやLINEに比べてメッセージの開封率も圧倒的に高いそうです。
古い技術のように思われますが、このシンプルさで今でも活用されています。